世界の綿花の動向

 現在、綿花は世界77か国で商業栽培されています。また、120か国が綿花を商業利用しています。商業利用とは紡績・織布や服飾、その他繊維製品の製造を意味します。世界の綿花の生産量・消費量・輸入量・輸出量などは、アメリカ農務省(USDA)が毎月第2木曜日に発行しているレポートに詳細があります。これはどなたでも閲覧が可能です。

https://www.fas.usda.gov/data/cotton-world-markets-and-trade(アメリカ農務省の綿花レポート)

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綿花の商業栽培

 前に「綿はだれでも栽培できる」と述べましたが、こと商業栽培となるとそうはいきません。利益を出すためには何よりコストを抑える必要があります。そのため、少品種大量生産が必要となってきます。

 少ない品種を効率的に大量に生産している国の代表格が、アメリカです。アメリカは大規模機械化農業により、徹底した品質管理と効率的な大量生産によって高価格の綿花を生産しています。同じような国はブラジルやオーストラリアが挙げられます。

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